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by torakog

悲嘆の対処の方法と複雑性悲嘆

今回は(といっても10日前だ、早く記事にしなくちゃね、と自分にカツ!)
毎回さまざまな分野の方が「悲嘆」についてそれぞれの立場から語るこの講座
今回は、かなり学問的。でも現場を沢山知ってる方だ。
兵庫県心のケアセンターというトラウマ・PTSD専門の相談・診療所の副センター長の加藤先生が講師。

この講義、パワーポイント40枚近く使って、それがレジュメにないもんだから、私がものすごい速さでメモ取りする事になった。おかげでメモが箇条書き状態。それも「パワーポイントの字が小さい!」などとメモしてて、本題の内容が書いてない始末。なのでたぶん内容がアチコチ抜けてます~
こんな独り言のようなblog、誰もアテにしてないと思うけど、もしおかしなところがあっても、温かく対応してもらえたら、ありがたいです。



とにかく学問的で、トラウマの定義、影響、心理的な反応についてなどの解説が続いて。
そして、特に酷いトラウマ状態については、それはPTSDと診断される状態になる。
その中でも強い悲嘆があって。
死別後、一時的には社会的な引きこもり状態(私が思うに、喪の仕事のことのような感じがする)
から、法事やミサを通して、死を理解し、受け入れ、肯定的な感情を持つようになる。
時々思い出しては悲しくなるけど、後は普通に生活できる状態になる。これが普通の回復だ。
でも、それが上手くいかない場合がある。
やり場のない怒り、原因が分からない場合、二次的に心理的な負担がかかる場合だ。
このままの状態が慢性化すると「複雑性悲嘆」と呼ばれる状態となる。

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実は、この「複雑性悲嘆」について、私のような、「レシピエントに死なれた造血幹細胞移植の血縁ドナー」って、「遺族が死にかかわっている」点で当てはまるのか、先生に質問してみたかったんだけど。
ものすごく躊躇してしまった。長い目で見ると回復するのかあ。すごくいろんな事があったように思うけど、
まだ、弟が他界してから1年4ヶ月しか経ってなくて、もっと時間が経つのを待つのもすごく辛いんだけどなあ。

同時に、「複雑性悲嘆」だと診断されても、私の辛さは本質的に変わらないから、今のままでいいかなあ
と思ったりもしている。今の私に必要な事って、「うつ状態」とか何か、診断される事ではないから。
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回復のためには治療が必要だ。そして、回復は悪い事じゃないんだ。
だって、遺されたものは行き続けていかなくちゃいけないんだもんね、と私は思う。
治療法としては、1:認知行動療法(暴露療法) 2:薬物療法 3:EMDR(眼球運動による脱感作:心療内科にこのビラが貼っていて、いつもなんだろうと思っていたけど、こういう場合に使うのかあ、とちょっと納得)
実際に暴露療法についての話(電車に乗る練習)してて、これって昔テレビで福知山線事故の番組で観たなあ、辛そうだったよなあと思い出した。専門家とかなり長時間のセッションがあるみたいだ。

最後のほうに、対処の方法についてアドバイスがあった
対処の方法のコツ1:自分の状況を理解すること 2:できる事(仕事や友人)は続ける 
3:現在の生活を安定させる 4:自分にあった方法 5:辛い感情や記憶から自分を遠ざけない 
6:少しずつ出来た事を評価
・・・なんか、ウツサポにも共通するものがあるなあ。

そして、周囲の素人にできる事として
1:忘れない、その人のことを気にかける 2:よりそう、つきそう、手伝う 3:生活の安定を助ける 
4:良い聞き手になる 5:回復を待つ、長い目でみる 6:ポジティブな点を認める
・・・ますますウツサポと同じような気がしてきた

とにかく、医療と社会資源(遺族会やカウンセリング、就業サポートや休職手当なんか)を使用して、
ゆっくりのんびりぼちぼち立ち直ることが大事なのかも。







兵庫県こころのケアセンター
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by torakog | 2009-12-01 00:16 | GriefCare