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by torakog

人にあることはやがて自分にも

約一週間前の講義の感想です。やっと追いついたと思ったら、もう次の講義が目の前に。
一週間って早いですね。

さて、今回の講師。佐藤初女先生。青森県の岩木山の麓に、「森のイスキア」という施設を主宰する方。
89歳!小柄。高木シスターよりも小柄だわ。
でも佐藤先生は、何年も前からとても有名だ。
「ガイアシンフォニー」という映画や田口ランディさんのエッセイで名前を聞いた人多いと思う。

雪深い青森の岩木山に建つ建物。その中で、オニギリや天ぷらなどの食事を作り、
人をもてなす真摯な姿。そして、何百人もの人が、そのおにぎりに救いを求めて訪れる。
まるで現代の仙人のような人だ。




今回の講義は、その、「ガイアシンフォニー」の映像、佐藤先生の話、高木シスターと佐藤先生の質疑応答の三本立て。

心に苦しみを持つ人は食べられない。「詰まってる人」なんだそうだ。
食べるようになると、心が動き出す。

嗚呼、分かるわあ。うつ状態になると、ちゃんと食事できなくなって、
甘いものとかお酒とかばかり食べるようになるよねえ。

苦しみを吐き出す事で、身体が食べ物を受け入れるようになる。
そのときの食べ物。それが大事。
自分で食材を選び、自分の手で作ることが大事。
だからおにぎりをむすぶんだ。
料理すると言う事は、神聖な火に触れて、元気になること。

そして、自分を空っぽにして、相手を受け入れる事が大事だと。
そうしないと、辛い状態の人の深い心は受け入れられない。

ああ、ちょうどその前日、カウンセリング講座で傾聴実習をした。
たわいのない悩みを「あいずち」と「うなずき」だけで聞くこと。
ものすごく難しい。何か言いたくなってしょうがない自分を抑える事が大変だった。
でも佐藤先生に「自分を空っぽにする」といわれてハッとした。
自分を空っぽにすると、どんな相手であっても、受け入れることが出来るようになる。
そうする事で、カウンセリング用語でいう「ラポール」が生まれてくるんだろう。
佐藤先生が実践している事って、一種のカウンセリング、それを超えたものなのかも。

タイトルの「人にあることはやがて自分にも」は、佐藤先生が最近しみじみ感じることだ。
他人の事と思わず、自分の事として考え始める事、そうして初めて、同じ思いに近づくのだと。

私が佐藤先生の境地に慣れるのに、あと何年かかるんだろう。
先生今89歳ということは、あと50年かかるのか!!
遠すぎる・・・

でも、私が今できることからはじめていこうと思う。
まずは毎日美味しいご飯を作って、だんなと食べる事から始めたい。
もっと食べ物に対して真剣にならなくてはなあ。

実は、こうやって言葉で感想を書いていても、私が感じたものを伝えきっていないなあと思う。
佐藤先生は実際に姿を見て、その場で雰囲気を感じながら考える事が一番良いと思う。
言葉にならない何かが彼女からはあふれ出ていて、
もしかしたら、それは「癒し」とか簡単な一言で言い切れるものではないかも。
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by torakog | 2009-12-03 00:32 | GriefCare