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by torakog

遠藤周作の場合(第8期-2)

うわ~3週間前の感想を書く羽目になってしまいました。
講義の感想って、直ぐ書かないとどんどん気持ちが薄れちゃうし、億劫になるのは
分かっているのに、全然書くことが出来ませんでした。
このブログだけじゃなく、他のブログも書いてないことからも、何か心のそこに出てこない原因がありそうな気分。

とにかく書くぞ~





講師は山折哲雄先生。元々はタイトルの話だけをされる予定でしたが、
東日本大震災を踏まえた内容に変わったようです。
講義の半分は「今回の震災から見る日本人の自然観」、西洋との違いを宗教の観点から比較し、
それを踏まえて、遠藤周作先生のキリスト教という内容に繋がっていってました。

欧米メディアが驚いて報道したことに「穏やかな被災者」の姿がある。
確かに欧米の被災地ならば暴力や略奪が横行するだろうが、
今回の日本の被災地では譲り合い、助けあう心がみられる。
家も財産も家族も失い、傷ついた地獄のなかでどうしてなのか。

元々日本の自然は台風や地震や津波が西洋に比べてすごく多い
だから、西洋人のように自然と闘うのを諦め、共存する方向に心が向いたのではないかと。
天然の無常観。①永遠のものはない ②形あるものは壊れる ③人間は生きて、やがて死ぬ
この諦めのような考え方はインドから日本にかけてのもので、キリスト教文化圏にはないものだと。

そして、日本人のキリスト教者として生きた遠藤周作氏の作品には、キリスト教の考え方を日本人の風土に順応させていったものがあるのではないか。それがキリスト教の本拠地で受け入れられるのかどうかは置いといて。ということだった。(遠藤氏の作品ほとんど読んだ事無いので私の大まかな理解です。)

日本は西洋文明の恩恵を科学と言う形で享受しているけれど
心の基底には「無常観」があり、「穏やかに助け合う」姿があるのではないだろうか。
これから復興する時、指針が必要になるんだけど、
それを考えるときにこの点を考慮しないと
入れ物は綺麗だが、中身は問題だらけの復興になるのでは、と思うのでした。
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by torakog | 2011-05-06 14:10 | GriefCare