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by torakog

911、夫の死、悲嘆から学ぶ-過去10年の私の生きる哲学(第8期-15)

講師はアメリカで生活されている、マーフィー昌子さん
人生の半分以上をアメリカで暮らし、結婚して子供も居る方。

なので私から見ると、思考と発言がアメリカナイズされているようでした。
それに、日本語で講演することに不慣れなのか、講義の最初の方が英語交じりで。
オフィサーの日本語(将校)が分からないで困っていたりとか、
最後の家族揃って旅行した富士山での
楽しいはずのエピソードがなぜか面白くなく聞こえてしまったりとか。

また、ご本人も「完ぺき主義、向上心旺盛、正義・公正公平への不信感ゼロ」と
アメリカ人みたいなことを仰るように。
だから、講義のタイトルが「生きる哲学」とつけられたのでしょうねえ。

それは、私たちの文化を知らない人が、突然「グリーフという共通点があるから」という理由だけで
話をしても、共通言語、土台がないから聴衆としていまいち話に情緒的に入り込めないからだと思う。

う~ん、すごく惜しいよなあ。911遺族のグリーフの話を聞く機会少ないのに。
その機会を生かせないまま終わってしまった講義でした。





特に911の悲嘆で、加害者VS被害者について、
「私もあなたもともに不完全な人間、不完全への許しあい」と言ってるんだけど、
この考え方ってアルカイダの人に通じないでしょうねえ。
その辺りが、相手を理解していないなあ、この講義の参加者の多くがJR脱線事故の被害者や遺族で
そういう人に「不完全への許しあい」といっても納得できないだろうなあと思うのです。
被害者の人って完全とか不完全と言う前に「ただ電車に乗ってただけで事故死した」んだから。

宇宙のひとかけらとかスピリチュアルなものについてもなんか私には違和感があって。
任務を終えていくものへのねぎらいとか言っているけど、その前になくなったご主人や息子さんの行きざまを理解して、追体験しているのかなあと思う。祈っても救われないとかいっても、祈ったら救われるという考え自体がどうなんだろう。悲しみから避けるために祈っているの?と疑問に思ってしまう。

ただ、彼女の人生の問題はまだまだ現在進行形の様子なので、もっとご自身のために何が出来るのか、何が出来ないのかを見極めて、そして「哲学」を身につけて頑張って欲しいなあと思いました。

これで8期終了です。
9期の案内頂きました。これまで何度も聞いてきた人も居れば、びっくりするような人が初登場してて、充実した講義になりそうです。
もうちょっと受講生のマナーが良くなってくれたらいいんだけど。今回も隣の女性がなぜか肘を当てて来たのですごく困りました。
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by torakog | 2011-07-28 00:39 | GriefCare