サポート生活でどたばたな毎日!


by torakog

サポートする家族の仕事について

なんだかぐるぐるめぐりのタイトルですが・・・

ダンナがウツ病になって6年以上、悪性リンパ腫から数ヶ月たって今想うのは
「患者をサポートする家族のサポートの重要さ」

家族が病気になると、看病に加えて、生活も支えなくちゃいけないし、
患者の家庭での役割も埋めなくちゃいけない。サポートする家族は忙しい。
なのに私達の負担を軽くする社会的な制度はまだまだ不十分だ。

4年前、私は休職数ヶ月目でうつの症状が酷い夫をサポートしながら、
派遣スタッフとして働いていた。




派遣先にはキツイお局様がいて私に当り散らすし、家には安らぎはなく、
私は精神的限界にきていた。丁度契約更新時、派遣会社の営業担当に
現状を打ち明けて相談することにした。営業担当は20台半ばのいまどきの女性。
彼女の返答は忘れられない 「そういうことは最初から言ってくれないといまさら困るんです」

疲れ果てていた私には彼女に反論する気力も残っていなかった。泣くこともできなかった。
もうこんな人とはかかわりたくない、話もしたくない、逃げたい、と思って契約更新しなかった。
でも契約は満了したんだよ。派遣会社の営業が派遣先の上司に変な事言ったので、
とても居心地悪かったけど、最後の日まで出勤したんだから。それだけは自分をほめたい。

次に派遣スタッフとして仕事が出来たのは、その約一年後だった。
その間は心が仕事を拒否してた。
派遣会社の営業や派遣先の上司が怖くて、面接の後で断ったり、紹介の電話でのちょっとした一言に逆上したり、たぶん今の私から見ればその頃の私は完全に治療を必要としてただろう。

この暗闇状態を抜け出せたのは、同じようにウツ病の夫をサポートする仲間と知り合ったこと、
そして、何よりも、勇気を振り絞って引き受けた、違う派遣会社からの仕事をやり遂げた事だ。

今の派遣会社と派遣先は、私の状況をある程度理解してくれている。
「大変やん、大丈夫?」といってくれる人もいるし、「よく分からないから一度ちゃんと説明して」
というほとんど失礼な対応する人さまざまだ。仕事はするから、パソコンの前で泣いてても、
休憩ルームで困った顔して携帯メール打っていても、適当にほっといていて欲しい、
というのが私の理想なのだが、これがなかなか難しい。

派遣が謡っている「柔軟な仕事形態」なんて、派遣先からの仕事があればこそで、
蜃気楼のような理想だというのは十分分かっている。でも、病気の家族をサポートしながら働く
人、その他いろんな「家庭の事情」を抱えて、それでも働こうとする人たちを、
うまいこと制度を柔軟に解釈して、活用して欲しいなあと思う。
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by torakog | 2007-11-07 22:37 | others