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by torakog

造血幹細胞移植 一週目

私の母は、「骨髄移植」を“ドナーから腰の骨を手術で取って、それもレシピエントの腰骨に埋める”ことだと、最近まで思ってたそうである・・・・とほほほっ(爆)

「骨髄」って“骨の髄”なので液体のこと。骨の中に入ってるのよね。

移植のレシピエントは、大量の抗がん剤と放射線で自分の造血能力を殺し、
そこにドナーの幹細胞を点滴する。




そう、点滴なんです。だから、弟の移植に立ち会った母は「前後の処置入れて一時間位で、あっという間に終わってしまった」と、感想メール送ってきた。

でも弟の方はそんなに楽じゃない。大量の抗がん剤と放射線の副作用はすさまじい。
私の採取の時は割りと良くしゃべり、コーヒー入れてくれたりしたのに、もうそんな事は体力的に無理。無菌室の中で一日のほとんどを横になって過ごし、食事やシャワーやうがいなどの最低限の身の回りの事に全ての体力を注ぎ込み、だるさや下痢などの副作用と闘い、自分の白血球が減って、私のものが増えるのをあと10数日、待つ・・・というか、祈り続ける。

家族は2重ガラスの外から、ただ、見守るだけ。音も届かないので、内線電話でしか声は届かない。話せたとしても、ほんの数分である。それでも、片道3時間かけてでも会いに行きたいと
思って、仕事休んでいってよかったと思う。どんなに辛くても様子が分からないのは、家族として不安だから。しかし、孤独や辛さが生き地獄みたいなのに、設備はこぎれいなビジネスホテルの部屋みたいな、パステルカラーの無菌室が空虚に見えてくる。

この壮絶な副作用を見てたら、簡単に移植なんていえないし、ドナーの痛さなんて比べ物にならないくらい小さいよな。それに、こんなにすさまじい移植をしないと治せない、悪性リンパ腫という病気が一番許せない、と思う。

追記:今まで血縁ドナーのみの末梢血幹細胞採取について、厚生省が
骨髄バンクにも認める事を検討する記事がasahi.comに出ました。
これで造血幹細胞移植が増えて、多くの命が助かればすばらしいと思います。
http://www.asahi.com/health/news/TKY200803070319.html
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by torakog | 2008-03-08 22:36 | bone marrow