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サポート生活でどたばたな毎日!


by torakog

造血幹細胞移植 三週目

悶々と過ごした週明け、仕事中の私の携帯にメールがあった。
母から。あわてて読むと
「白血球1000、好中球50%、部屋が空き次第無菌室脱出」
おもわず、「良かった~」と声に出しそうになる。コラコラ職場だって。



翌日は弟からもメール。
「無菌室出ます。第一段階はクリアです。これからもうひと勝負。」

そう、2週間で無菌室を出られたのは順調だけど、まだまだ移植時の大量の抗がん剤や放射線の副作用でふらふらだし、ほとんど食べてないし、口内炎もある程度ある。下痢も酷いらしい。体力もほとんどないので、面会も30分位が限界だ。そして移植の「第二段階」 GVHDとの闘いも始まってる。

造血幹細胞施設は病院によって違う。彼の場合は病棟のあるフロア全体が“セミクリーンルーム”:見舞いは12歳より上の家族(血縁者)のみ。入病棟前には手を消毒し、マスクをつけ、ナースステーションでドアを開けてもらうように頼む。無菌室入室/脱出前後の部屋はその又奥にある“移植ユニット”といういかめしい名前の個室。でも無菌室は電話しないと話も出来ないけど、個室は一緒にテレビ見れるし、差し入れも看護婦さんに頼まなくてもいい。うれしいことだ。

今は食べ物も生物厳禁なので、フリーズドライの味噌汁とカップ麺をせっせと持ち込む。今は生味噌と生めんが主流なので、スーパーでもフリーズドライ探すの大変なんです。できたら、免疫が落ちてる方々のためにいろいろな種類のインスタント食品残して下さい>食品会社

今回の病院行きのはお見舞いと、ドナーの一ヶ月後フォローアップ検査が目的。
血液検査の結果は問題なく、めでたくドナー終了となる。次は一年後である。
一年後かあ、その時私どうしてるんだろう。ドナー努めた事を良い気持ちで思い出せるのだろうか、それとも・・・・

追記:先日元宝塚トップスターの愛華みれさんが予定されてた舞台を降板、
    悪性リンパ腫で入院、治療と発表されました。
    鎖骨と首の付け根にしこり、との報道から、弟とは違う病型のようです。でも、
    宝塚ファンとしては大変びっくりしましたが、この病気は化学療法で寛解できるものです。
    ゆっくり、無理しないでの療養と回復を願っています。
by torakog | 2008-03-22 22:58 | lymphoma