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サポート生活でどたばたな毎日!


by torakog

自宅療養 (造血幹細胞移植第十一週)

今回は弟に会いに実家に行く。髄注後二日目で調子が悪いのは分かってるが、とにかく行く。




というのは、「血液検査の結果で髄注するかどうか決定=>その明後日入院して髄注」
なので、3日先の予定も分からないし、私もそんなに急に仕事休めないし。
第一調子のいい時だけ顔見に行く、というのも、家族としては変な話である。
私の役目ってまるで「細胞だけ提供したドナー」だけじゃないし。
メインで看病している母親のグチを聞いて、父親の相手をするのも私の役目なのよね。
ちなみに自宅に居てほとんど母親としか話せない弟とおしゃべりするのも私の役目。

弟は体調悪いので機嫌悪い。前日夕方から深夜にかけて高熱だして、母親に看病させて彼女が寝てないらしいのがすごく気になるらしい。とはいっても自分で対応できる温度の熱じゃないし。母親は、「高熱が二日続いたら何があっても病院に戻したし、解熱剤効いたから大丈夫」と結構落ち着いたものである。

弟としては髄注の度に高熱出すのが、移植前にはなかった事なので、気に入らないらしい。けれど、移植して血液変わってしまったし、何よりも抗がん剤注入したら熱だすのは良くある副作用の一つだ。彼はそれをものすごく気にしてる様子だ。「早く体力つけたいから、熱出していられない」というのが彼の言い分。でもまずはがん細胞をゼロにしなくちゃね。そして抗がん剤はがん細胞だけでなく、良い細胞も壊してしまうので、体調悪くなるのはしかたないんだよね。・・・なかなかその辺り理解できないので、ぐるぐる廻ってるようすだ。せめて髄注の間隔がもう少しあいたらいいのにね。そしたら体力つくかもね。

そして、再発後、漸次減らしてた、免疫抑制剤がついにゼロになった。これでGVL効果が出なければ、ドナーリンパ球輸注があるのだろうか?あれば、私はまた弟の病院に呼び出されることになる。また造血幹細胞移植ドナーで味わった、複雑な思いがやってくるのか・・・・複雑だ。
by torakog | 2008-05-19 14:17 | lymphoma