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サポート生活でどたばたな毎日!


by torakog

「悲嘆について学ぶ」

講座を聴いてきました。
今の私の精神状況で、こういう講座に参加するのが良い事かどうか自分自身分からない。
ただ、聴講する事がどんなに苦しくても、辛くても、その状況を冷静に分析して、自分に照らし合わることが、私のこれからの人生のため、そしていつか私と同じような状況に合う誰かの役に立てると思うから。



一回目だから緊張もあったのかしら、部屋は間違えるし、なんだか焦って訳分からなくなってるし。ちょっと恥ずかしい思いで話を聞いてました。

高木慶子さんという、カソリックのシスターで20年「愛する人を失った人の心のケア」に携わってる人の話でした。 悲嘆と向き合う事、喪の作業(フロイトのいう「喪の仕事」と同じ意味だと思うけど)について。行事としての喪の作業について。そして、それらによって遺族が新たな自分を見出して人生を再出発することについて。

悲嘆と向き合う事は「自分の複雑でややこしい感情と向き合う孤独な作業」というのが、私の印象に残りました。 家族を亡くす事はドラマみたいに美しいものでなく、実際にはドロドロした感情や人間関係が噴出するものだと、身をもって体験した。その結果、今の私の中には、単なる悲しいとか辛い気持ち以外にも、ドナーなのに弟を救えなかった悔しさや精神的な助けにならなかったダンナへの文句、頼りにならなかった両親への恨みとかが怒りとなって、何かの拍子に爆発しそうになってるし。 それは今まで私の性格だから、だと思ってきたけど。性格だけじゃなく、悲嘆と向き合う中で自分の中にドロドロした「ややこしい」感情がいっぱいあるんだな、と再確認した。 それに気づいた瞬間、講義中なのにすごく辛くなった。席を立たないのをかろうじて押さえたけど。 この怒りはドコにもっていけばいいんだろう。

これから毎週この講座続きます。講師がものすごく有名な方ばかりで、受講者が多いのにびっくりしました。でもその中に私のような立場の人がほとんどいないんだろうなあ。

実は今週ずっと原因不明の吐き気や微熱といった体調不良でして、そのせいかやる気なしモードでした。 2週間前に香川いったり東京行ったあの超元気な私はどうしたんだろう。 朝も午前中に起きる事が出来なくて、とても眠たくて。予定してた事の半分もできなくてそんな自分を責めてました。こんなことじゃ再出発できないだろうって。10月からはジム通いも再開して、カウンセラー講座も英語学校も着つけ教室も始まるのに、こんなにだらだらじゃアカンって。でももしかしたらこのまま毎日猫たちとちょっとはやめの冬眠状態で過ごしてしまうのかもしれない、それは嫌だ。孤独になりたくない。何かしていたい。一人になったら、すぐに弟の件で「ややこしい」感情に捕われて薬飲まなくちゃ生きていけなくなるのは嫌だ。外の世界とつながっていたい。  と、もがいていました。 でもこの講義でも「悲嘆や喪の仕事から逃げる事も、誰かに代わってもらうことも出来ない」と言われて、辛いけど向かわなくちゃいけないんだなあ。 これからもまだまだ事情を知らない人には、変な奴と思われると思うけど、しょうがない。これが私。
 そう思ってなんとかかんとかやっていくしかない、と思っています。
by torakog | 2008-10-04 21:00 | mourning Work