サポート生活でどたばたな毎日!


by torakog

非定型うつ病のことがよくわかる本

サブタイトルが
「気まぐれ」「わがまま」と誤解を受ける新型うつ病のすべて

3,4年ぐらい前かしら、講演会で聞いた話
「うつ病には従来の“メランコリー”と新しい“ディスティミア”がある
後者には今のところ有効な薬はなく、従来のうつ病の薬を使っていく
あとは「はげまし」が時によって必要である」
という、初めて聞く話だったんですね。


この本では“ディスティミア”という言葉はまったく出てこないんですが、
たぶん同じことを述べてると思います。

2008年秋発行された本なので、数年前の講演会以降の新しい研究結果が書かれてました。
うつ病の研究って進んでいるのね。



私の夫は典型的なメランコリー型うつ病で、責任感強いし、仕事は何でも引き受けるし、自責の念がものすごく強い。でも知り合ったサポ妻さんの話を聞いてると、なんか私の夫と違う「うつ闘病生活」を送ってる人もなんかたくさんいて。まあ心の病にも個性があるのかな?と思っていたらそうでもないみたいで。個性というより、「違う種類のうつ病」だったのよね。
これらが非定型うつ病の特徴で
1:自分に都合のよいことはできる(好きなことは出来る)
2:過食・過眠
3:人間関係に過敏
4:激しい疲労感

2~4は家のダンナにも当てはまる部分(時期)があるんだけど、1はない。
人生自体に興味がない時期とかあったもんね。

そして、定型(メランコリー)うつ病は「マジメ」な人に多いけど
非定型うつ病は「良い子」に多い
ずっと褒められて大きくなってきたから、社会に出て評価が低いのに耐えられないのかもしれないし、なによりも「他人の評価イコール自分」になってしまってるのだろう。
だから批判される事で落ち込み=>非定型うつ発症となる事もあるみたいだ。
別に、今の私なんかいろんな事がありすぎたから、かえって他人の評価を気にしない人になっちゃったけど(笑)

さて、印象に残ったのは“「育て方」のせいでなく「育ちかた」による”
“人間性が回復される” “本来の自分がでてくる”ことで非定型うつ病から回復する
昨年、カウンセリング講座で大学の学生カウンセラーをしてる人も
「ディスティミアの人の場合、“育ちなおし”が必要だ」と言ってたけど、
まさにうつ病との闘いってある意味「生き方を治すこと」だと思いました。

一番ビックリしたのは「非定型うつ病の人は前頭葉の血流量が少なく、つまり活性化していない」 非定型うつ病の研究も進んでるんだ!ということと
「海外には非定型うつ病に良く効く薬(MAOI:モノアミン酸化酵素阻害薬)がある」
おおっ!数年前には「ディスティミアに効く薬は今のところない」と言われてたのに!
(注意:MAOIは日本では認可されてません。またSSRIや三環系抗うつ薬との併用は禁忌)

でも薬だけでなくきちんとした生活も必要。とくにテレビゲームは前頭葉の働きを悪くするそうです。そして、ひとりでいること、も孤独感や不安感を悪化させるので良くないそうだ。
お勧めは掃除とか料理、手や身体を動かす事だって。

そして、ウツサポ側のための対応についてのアドバイス。
上にも書いたけど「頑張れ、と言う事も時には必要」
「ことばはやさしく、態度は厳しく、理解する」
孤独と不安な患者の背中を押す人になり、失敗しても批判や非難をせず、悲しみや感想を伝えることが、非定型うつ病の患者をサポートする心がけだそうです。
やっぱり今までのうつ病と違うよなあ。
なかなかためになる本でした。情報は常に集めてないとアカンよなあ~

本については
2008年9月発行 講談社 貝谷久宣(かいや ひさのぶ)監修

楽天ブックスへのリンクはコチラ


非定型うつ病のことがよくわかる本
[PR]
by torakog | 2009-01-23 00:32 | depression