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サポート生活でどたばたな毎日!


by torakog

遺族にうれしい言葉、頭にくる言葉

少しあきました。11月半ばに工業英検をうけまして、その準備、というか最後のあがきをしてました。働いてないのにろくに勉強もしてない私。結果は期待せんとこうっと。

それから、ダンナが風邪気味で気持ちの上がり下がりが激しい~とはいっても病的に下がるわけでもなさそう。ただ、昼間少しはりきって"猫ドア"作ったら夜興奮して眠れなくなって、翌日から早退するのよね。それされると、私の予定が立たないんですけど。まあ、ウツサポについては今回はこれくらいです。

タイトルですが、悲嘆についての講座の感想です。



「小さないのち」というNPOを主催されてる、赤ちゃんをインフルエンザ脳症で亡くした坂下裕子さんが講師。家族を失った悲嘆の体験者という立場からの言葉には、とても説得力がありました。(以下は、私のメモと記憶を元に思い出してるので、細かいところまで正しくないかも)

特に今の私がうなずいた言葉
「善意からでも辛いことばがある」:子供を亡くした人に「他にお子さんは?」と聞いて、居たら「その子のために元気になってね」と言われる事。亡くした子供は他に代わりの聞かないものであって、悲しいのには違いない、とおっしゃってました。 他に、「泣いててはダメ、のりこえなさい」:悲嘆にくれてる時に、そんな事いわれても無理だし。 ちなみに私が弟の死後に当惑したのは「アナタだけじゃないのよ」って言葉。他の人も辛いだろうけれど、問題は私が辛い事なんですけど。ちなみにその時は周りの人とわかちあう、なんて余裕も無かったからね。今もあまり余裕無いんですけれど。

私が思うに、本当に辛い人には、ヘタに声をかけるよりも、何も言わないで見守ってあげた方がよほどありがたいんです。
もう少し立ち直ったら、ちゃんと話せるようになったら、気持ちをじっくり聞いて欲しいんですよね。

坂下さんはご自身の悲嘆の経験から、専門性より大事な人としての「わきまえ」をこういわれてました。ウツサポやがんサポにもつながる事だと思います。
* 害を及ぼさない(さらに辛くなるような事だけはしない自覚をもつ)
* わかったつもりにならない(体験者でも相手の気持ちを先読みしない)
* 主役をとらない(本人よりも先に言葉にしない、尋ねられたときも「私」を出しすぎない)
 悲嘆や悩みの答えと言うのは、本人の中にあるもので、たとえ経験者でも専門家でも
答えは出せない、と言う事だと思います。カウンセリング(一般的な来談者中心の)に似てますね。
* 「ありがとう」を糧にしない(人から喜ばれた時に頑張れる人は先に感謝を期待してしまう)
  これってウツサポやってる私の悪いところだあ(自己嫌悪)
* 変化を手ごたえにしない(圧倒的な苦しみに、改善は長期間見られない)
* 非力の自覚を持つ(死者を連れ戻す事が出来ないように、無力な自分を忘れてはならない)
出来ない事は出来ないと認める事ですよね。ウツサポでよくいう、わがままを受け入れない、とかでしょうか。
* 自分を見つめる(自分を分からずに人の事どころでない)
* 小さな約束をする(長期入院の方には一回きりのお見舞いよりも、時々尋ねてくれるのが後でうれしかった、という話と毎週届く小さな花束の話しがありました。)
これ分かる~一回お見舞いとか、お悔やみとかされるのもそれはありがたいけど、一ヶ月に一回でも「調子どう?」とメールしてくれた方がうれしいのよね。
* 小さな約束、決めた事を継続する

ウツサポもがんサポも遺族サポートも基本は同じ、人間の心のサポート。
控えめで、当事者を尊重して、継続的な出来る事をする。なんだなっと思いました。
by torakog | 2008-11-19 15:46 | mourning Work